画面用語集
ScreenTestLab で使用するディスプレイ技術用語の日本語定義。ABL から VRR まで、画面をテスト・購入する際に出会うすべての用語を解説。
ABL
ABL(自動輝度制限)— 大きな明るい領域を表示すると全体の輝度を下げ、OLEDの過熱を防ぐ保護機構。
Adobe RGB
プロ写真向け広色域規格。可視スペクトルの約50%をカバー。ハイエンドモニターは99% Adobe RGBに到達。
ANSI Contrast
4×4白黒チェッカーボードでコントラストを測る業界標準手法。ダイナミックコントラストより現実的。
Aspect Ratio
モニターの幅と高さの比(例:16:9、21:9、4:3)。コンテンツの互換性を決定する。
Bit Depth
色チャンネルあたりのビット数。8ビット=1670万色、10ビット=107億色。高いほど滑らかなグラデーション。
Black Crush
影のディテール消失。ほぼ黒の階調が純黒に切り捨てられる。過度なガンマが原因。
Blooming
黒背景上の小さな明るい物体の周りに生じる光暈。オブジェクトより大きいローカルディミングゾーンが原因。
Burn-in
静的コンテンツの長時間表示によるOLEDピクセルの恒久的な劣化。ゴースト像を残す。
Color Gamut
モニターが再現できる色域。代表的な色空間:sRGB、DCI-P3、Adobe RGB、BT.2020。
Color Temperature
白が寒く見えるか暖かく見えるか。ケルビンで測定。6500K(D65)がsRGBコンテンツの標準。
Contrast Ratio
最も暗い黒と最も明るい白の差。IPS:1000:1、VA:3000〜6000:1、OLED:無限大。
DCI-P3
デジタルシネマの広色域。可視スペクトルの約45%をカバー。ハイエンドモニターは95%以上のDCI-P3に到達。
Delta E (ΔE)
色差の指標。<2=プロレベル、2〜4=優秀、4以上=目に見えるズレ。
DPR
デバイスピクセル比。物理ピクセルとCSSピクセルの比。Retina=2、スマホ=2〜3、標準モニター=1。
FALD
Full Array Local Dimming。マトリックス背面のバックライトが複数の調光ゾーンを持ち、エッジライトLCDより高コントラスト。
Frame Rate (FPS)
ソースが1秒間に出力するフレーム数。モニターのリフレッシュレートとは独立。
FRC
Frame Rate Control — 6ビットパネルに8ビット色を近似させるディザリング手法。
FreeSync
AMDのVRR技術。モニターのリフレッシュレートをGPUのFPSに合わせ、ティアリングを解消。
G-Sync
NVIDIAのVRR技術。モニターのリフレッシュレートをGPUのFPSに合わせ、ティアリングを解消。
Gamma
入力信号と出力輝度のマッピングカーブ。sRGB標準はGamma 2.2。
Ghosting
動くオブジェクトの後ろに見える残像。遅いピクセル応答が原因。VAパネルで頻発。
HDR
High Dynamic Range。10ビット色深度、広色域、600+nitsのピーク輝度が必要。
IPS
In-Plane Switching LCDパネル。最高の色精度と最広の視野角だが、低コントラスト(1000:1)。
IPS Glow
IPSパネルの隅に見える拡散的な明るさ。特定の視野角から見える。正常で欠陥ではない。
ISO 13406-2
欠陥ピクセル許容数の業界規格。クラスIIは100万ピクセルあたり輝点2個+暗点2個を許容。
Local Dimming
暗いゾーンの背後のバックライトを調光する技術。ゾーンが多いほど高コントラスト、Blooming減少。
MEMC
Motion Estimation/Motion Compensation。補間フレームを挿入。映画でsoap opera効果を生む。
Mini LED
数千の微小LEDをバックライトに使用するLCD。OLEDに近いコントラスト、Burn-inリスクなし。
Nits
輝度の単位(cd/m²)。オフィスモニター:250〜350 nits。HDR:600〜1000+nits。
OLED
有機EL。各ピクセルが自身の光を生成。真の黒、無限のコントラスト、即時応答。Burn-inリスクあり。
PWM Dimming
パルス幅変調。ピクセルの高速オン/オフで輝度を調整。低輝度で眼精疲労を引き起こす可能性。
Refresh Rate
1秒間の画像更新回数(Hz)。60 Hz標準、144 Hz以上はゲーミング向け。
Response Time
ピクセルが色を切り替える速度(ms)。1 ms GtGが高速、5 ms以上は目に見えるGhostingを生む。
sRGB
Web標準色空間。可視スペクトルの約35%をカバー。正確なWebコンテンツの基準。
Stuck Pixel
一つの色に固定されたピクセル。色サイクルで修復可能な場合あり。デッドピクセルとは異なる。
Tearing
画面更新中にモニターが更新される際の水平裂け。VSync、G-Sync、FreeSyncで補正。
VA
Vertical Alignment LCDパネル。高コントラスト(3000〜6000:1)、深い黒だが、遅い応答と暗いシーンでGhosting。
VRR
Variable Refresh Rate。G-SyncとFreeSyncの総称。